2009-08-03

てんちょのヒント♪

薔薇の名前:『うらら』(F)〔平林浩, 1993〕うらら(FL濃桃) 国産苗新苗6号鉢植品


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今日はお勉強の日。朝の家事(楽趣味も一応やるのよ、やるのはバトラだけじゃないの!)を済ませてデスクに向かい、難しげな(分かりやすい言葉では書かれているけど)文章を読んでいたら「PCがお呼びよ~♪」
「はいはい、何でっしゃろ?」
と覗くと、少し前の記事「study room-栄養素-」 に「バラの家」てんちょからと当ブログ読者みけさんからのコメントが。

てんちょさんwrote;
これみても、いかにNPKで真ん中高い肥料って変って思いません?(笑)それよりカルシウムの方がずっと必要だし。。硫黄ないと葉色悪くなるし。。

みけさんwrote:
確かにそうですよね>てんちょさん
タンパク質等の栄養素あってこその代謝なわけですから、NPKの主要3要素の中でPだけが多いというのは解せないですね。(改めてじっくり読み返しちゃいました)
植物は肉食べるわけではないから光合成や土の中の成分から体内でタンパク合成をするんでしょうから、むしろ代謝させるための物質ではなく、タンパク合成にかかわる物質こそ重要ということになるわけですよね。たぶん。これがひとなら、ある程度体内の状況さえ整っていればおのずと代謝は上がっていきますが、植物でもそうなんですか?だとするとますますPだけが突出して多い必要は無くなってしまいますね。

楽趣味も改めて読み返しちゃいました(^^;
リン酸(P):エネルギー代謝に不可欠。活動盛んな新生組織に多量に含まれる

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新生組織ってことは、バラの地上部で言ったら「茎」と「葉」と葉が組織的に変形した「花」(植物の器官については後日study roomで投稿予定)だし、地下に潜ると「根」だよね。茎と根の先端部分に分裂組織があって、そこで新しい細胞が作り出されている。植物の分裂組織形成についての具体的な仕組みは解明されていないようだけど、植物のDNAの一つが「タンパク質を作れ!」という命令を下して特殊なタンパク質を作り、その特殊なタンパク質が植物が持つ他の遺伝子を目覚めさせて組織形成に繋がっているとか。

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んでぇ、てんちょの「NPKで真ん中高い」をつらつらと考えていて、「あ!タージマハル印ニーム大佐のNPKは真ん中高くないじゃんバルジャン!」てことを思い出しガサゴソ(以前の記事を漁る仕草音)←いや、そんなことせんでも、ブログ内検索君すればいいのでは?(--)
あ、そっかー!
よしよし、「ニーム」っと...チン♪
(--;いや、だーかーらー、そんな音しませんってば!
ま、ええやないのー、見つかったんだから。
「Neem cakeでカバーする?(090703) 」
「バトラ(夫)からのクレイム(090712)」

ニーム核油かす
↑「タージ印にーむ大佐」のNPK成分%は、
N:P:K=6.3:1.3:3.2
これは100gあたりの成分割合(%)だしょ。単純に対比換算すると、
N:P:K=3.2:0.7:1.7
で、植物体内に存在するNPKの大まかな比率(%)は、というと、
N:P:K=3.0:0.2:1.4
およよよよ♪近くないっすかー?これ!
因みに以前使っていたニームケーキ(ニーム核油かすじゃないもの:SERIE「ニームゴールド」)のNPK比率(%)はというと、
N:P:K=2.0:0.9:1.0
タージ印にーむに比べると若干フラット気味ですな。
比較しやすいように単純換算すると、
N:P:K=3.0:1.4:1.5
こうして見ると、Pの割合が高くなりますなぁ。
「タージ印にーむ大佐」を選んで良かったかも。最後の最後まであのパッケージには食傷気味だったけど。また歌っちゃおうっと♪

♪外見じゃないのよ、にーむは~、はっはー
♪中身で勝負よ、タージは、ほっほー

#中森明菜のボツ曲ばかりを集めたCDが見つからな~い!今聴きたいのにぃ!'CRYSTAL HEAVEN'が聴きたいよ~♪

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ちゅうことは、やね、もうすぐ満月だよね。満月ってことは、アレを決行する絶好の「ちゃ~んす!」なわけよ。
え?何かって?「タージ大佐率いる「真夏のに~む作戦」さ。ふっ!
「タージ印にーむ大佐」第二弾少量撒布大作戦を決行するんだけんど、以前考えて保留していた液体肥料の灌水を次の新月まで再度保留してみるべかな?と。



↑花瓶のバラは以下の通り。
グレイス(低ER杏)輸入苗大苗6号鉢品
ニューウェーブ(HT淡紫)国産苗新苗6号鉢植品
アバウトフェイスSh橙)国産苗新苗6号鉢植品
うらら(FL濃桃) 国産苗新苗6号鉢植品

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Q「どうして新月なんですか?」
楽「んーっと、そうね、何となく、かな?」
Q「そんないい加減で大丈夫ですか?」
楽「まー、いわゆる、マジカル直感ってことで」
Q「よく分かりませんが」
楽「直感だから、分からないっすよ、私にも。」

どうなることやら..。

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参照ページ:
・「形質発現植物学講座」奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科
・エネルギー代謝の基礎 代謝H18-1 Laboratory of Photosynthesis, University of Tokyo

6 件のコメント:

  1. やっぱそうですよね。
    タージ大佐の効果の秘密はこのあたりでしょうか。流石です。

    植物はタンパク質の形で外から摂取できないので、取り込んだ栄養素から体内で合成するんだったと思うんですよ(遠い記憶が・・)取り込めないけど必要なのよね。
    で、代謝はタンパク質あってのものだねなので、タンパク合成が不十分なのにPだけくれてやって代謝しろ~って言うのはあまりにも酷な感じが・・

    で、思い出したのが大昔のドリンク剤の話ね(人用)。一時的な起爆剤として今でもたくさん売られているドリンク剤ですが、むかし、体の方の状況がよくないのにドリンク剤で元気出そうとして飲み続け、健康を害してしまう人が続出して製薬会社潰れかけたことがあったなと。
    何かそれに似てる気がします。うまく表現できないけど・・

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  2. みけさん ドリンク剤の話よく分かりますよ。私も論文の締め切りが迫っているときに強烈な効果!ってのを狙って飲用したところ、全身蕁麻疹が出て(そりゃそうやわ。ずっと徹夜が続いてまともな生活してなかったから)、論文書くどころか、全身掻きむしってましたから^^;教官には笑われるわ、応募間に合うかどうかずっと冷や冷やしどうしだわ、で数日眠れぬ日を送った記憶が(遠い目)。
    植物は確かにタンパク質を光合成の力を借りて体内で作っていますよね。ほんのちょっとでよいはずのサプリメントばかり与えられても意味無しン蔵ですよね。

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  3. 植物体内の比率通り肥料を与えれば良いというわけではないところが難しいのよね。吸収されやすいかどうか、雨などで流亡しやすいかどうか、時期によって消費する割合も変わってくるだろうし。
    突き詰めていくとかえって分かりにくいから、経験からフィードバックするのが確実かも。てんちょの声も経験が裏打ちされているから重みがありますよね。
    ご存じの通りこちらでもタージ大佐+ボカシ肥料で実験中なので、深い考察は無理かもしれませんが、状況はお知らせしていきたいと思っています。

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  4. OMOやん そうですね。諸条件が絡んでいるので難しいです。考えても仕方ないって所が本音ですけど^^;
    大佐とボカシ肥の実験報告お待ちしておりますわよん♪
    昨年の今頃はどんな感じで施肥してましたん?

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  5. >昨年の今頃はどんな感じで施肥してましたん?
    ちょうど1年前に紫外線アレルギーを発症したから、8月以降冬を迎えるまで水しかやってないです(汗)
    大佐とボカシ肥について今言えることは、匂い(臭い?)の相乗効果で2日間程すごかったということ…
    きっとバトラ様には受け入れ難いと思われます。
    白カビ(多分放線菌)が倍増したのは嬉しいことですが。
    8月中に追肥が必要か、施すとしたら何を使用するか、今後の方針が決まらず悩み中。

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  6. OMOやん 二日間ほどの匂い^^だったらバトラを黙らせます(^^;
    こちら大佐のみでも順調成育中ですover。
    明日はいよいよ満月ですな。

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