2009-05-28

うどんこ病との闘い

☆うどんこ病にかかった時にどう処置したか。



薔薇の名前:手前ピンク 『ピンクノックアウト』Pink Knock Out(F)※1
:赤茶色のバラ『ブラウンヴェルヴェット』Brown Velvet(Colorbreak)(S)※2
:レモン色のバラ『セントオルバン』St. Alban〔ER〕※3

写真の3つのバラのうち、『ブラウンヴェルヴェット』は2008年晩秋に「バラの家」てんちょんちから我家へやってきた新苗だった。2009年3月上旬までは順調に生育し、脇芽も伸びて(^0^)ほくほく顔で毎日挨拶していた。
ところが、である。周りをいくつかのバラに囲まれていて風通しが悪かったからか、このコーナーのバラのうち、このBVさんだけがひどいうどんこ病(注1)にかかった。なにせ初めて育てる種類なので、どう処置すべきか迷った。というのも、「てんちょの誘惑ブログ」のせいで昨年からバラ苗が急増したため、我家の在来個体(苗)の特徴を把握するだけでもウッタルプラデーシュの二乗なのに(インドの北部にあるUttar Pradesh州のこと、略してUP。UP!UP!っていうことっす(--; すんまっそん)、はてーどうしたものか、と小首をちょいと傾げていると、「あっ !」っちゅー間に、やはり最近お見えになったスペイン美女さん『スパニッシュビューティ』Spanish Beauty(LCl)〔P. Dot, 1927〕※4 をはじめとして、主として新入生諸君にうどんこが蔓延しそうに。。。小首を傾げているばやいではない!手当しなければ!

【楽趣味ウドンコ専門病院闘病記録2009年3月4月】
(1) 3月下旬 うどんこ予防薬『カリグリーン』※5を散布。前年までの経験から葉裏にうどんこが進行した場合厄介なことになるので、丁寧に散布(したつもり)。1週間に2回散布した。

(2) 4月上旬 一旦治まりかけていたうどんこ病が、やはり新入生に再発。今度はうどんこ病に耐性が付きにくいとされる『カダンセーフ』を重症株にスプレー。しかし、うどんこ病の胞子がスプレーする際に拡散しかねないので、スプレー前に散水ホースを目一杯伸ばして届くところは水洗い、届かないところはスプレーボトルに水道水を詰めて、ノズルを調整しながらやはり水洗い。→このやり方で軽症の株は殆ど治まった。

(3) 『ブラウンベルベット』、『スペイン美人』の2株が長期療養者として残ったため、昨年一度試して良い感触を得ていた「セスキ炭酸ナトリウム(以下セスキと略す)(注2)希釈液を使用してみる。

  ◎セスキ2000倍希釈液を古布2つに染込ませ、葉の場合は、表裏両方から挟むようにして患部を拭き取る。

*昨年は「イソジンガーグル」希釈液を使って同じように拭き取ったが、セスキに比べてコストがかかり、花首まで症状が広がった場合にイソジンで拭き取ると萼の縁や蕾に変色が見られたため、本年はイソジンさんは本来のうがい薬として消費されることに。。。
 このセスキ拭き拭き大作戦は、多少手間がかかるが、「ピンポイントで対処可能」、「低コスト」、「素早い回復」と三拍子揃っていて、好結果が得られたので、厄介でしつこいうどんこ病対処療法としては今のところ良策と言える。

☆「バラと暮らす日々」掲示板で、セスキを使用してうどんこ病と闘った方から貴重なアドヴァイスを頂いた。セスキで拭いた後、水道水で洗い流しておくと、葉へのダメージが軽減されるとのこと。今後うどんこ病にセスキで対抗する時は「最後に水道水で洗い流す/水道水をスプレーする」を処方箋の最後に追加しておかなくちゃ!だわ♪

 《セスキについての詳細は別投稿にて》


※1 ピンクノックアウト(FL桃色)国産苗
※2 カラー ブレイク【ブラウンベルベット】(S茶色)国産苗
※3 セントオルバン(高ER黄)国産苗
※4 スパニッシュビューティ(Cl桃)国産苗
※5 カリグリーン1,2g×10袋(1リットル噴霧液×10回分)


注1)うどんこ病については2009年9月5日の投稿参照。
注2)セスキ炭酸ナトリウムについては2008年4月24日の投稿参照。
-バラと暮らす日々ー(ココをクリック)〔てんちょによるうどんこ病についての記述〕

2 件のコメント:

  1. 我が家のアンティークレースはかなりしつこい」ウドンコに悩まされました。
    セスキもふき取るというよりはスプレーで1日おきくらいにやって葉は沈静したのですが花首はかなり頑固でした
    そこで酢〔家にあった有機玄米酢なるもの)を1000倍くらいに薄め毎日白っぽいところを綿棒で拭いていたら4,5日後にはとりあえず落ち着きました。この子はかなり芽がいっぱい持つ種類のようでかなり芽掻きをしました。やはり風通しが悪くなるのが1番の要因ですね。
    セスキで効かなくなったら酢もいいみたいです

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  2. bebeさんへ

    花首にまでウドンコが達した時は、やはりセスキテデフークが良いようですが、数多いと大変ですよね。要はウドンコが発生しても花首まで到達させないことだと思います。難しいですけど。

    米酢作戦は私も実行しました。沈静化していた中で若干『一葉』花首のところにウドンコが残っていたので。私は100倍希釈液を染込ませた布で拭き取りました。直ぐにきれいに治りましたよ。米酢を使う場合は、100倍くらいでも大丈夫だと思います。
    そのうち「ウドンコ対策その2」をUPしますね。

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