2009-08-01

新たなる試み-ミニの場合-

前回「新たなる試み」にて、バラ以外の植物に再生土を利用していたと書いたが、2008年まではその限りではなかった。バラ用の専用土はそれなりのものはお値段も結構張るし、「バラの家」入学前は近くのHCで購入することが多かったものの、手元のストックが切れたからと言って、そうそう気軽に買いに行けるものでもない。

土の再生材『土力』(あかぎ園芸)の利用は2006年の冬から。
土のリサイクルは、夏の間に基本的な再生工程を完了させて乾燥させていた再生用古土に『土力』を混ぜて数日ねかせるというごく簡単な手法。
過去三年間の『サンレモかな?』*を2006年から順に並べてみました。
*ぢつは、このバラ、自分で購入したものではないのです。バトラ(夫)がプレゼントしてくれたのかと思って何度も尋ねてるんですけど、「知らない」の一言でいつも終了。誰が持ち込んだのか、いつの間にか咲いていたという「摩訶不思議」バラなんです。不思議なことにあといくつかそんな「名前がはっきりしない」バラがあるんですけど。どこかの魔法使いがもたらしてくれたのかな?^^ だから、明確に『サンレモ』と言えないのっす。恐らくそうではないかという推測で「サンレモ」と呼んでおります。
↓こちらは正真正銘の『サンレモ』
サンレモ フォーエバー (RF橙) 輸入苗 大苗 6号鉢植え品 ♪



1枚目は向かってバラの右側に映っている袋に注目。この年辺りから「土力」という土の再生剤が入手できたのです。
でも、2006年の春はバラ用の土にも他の植物にもこの「土力」を投入した再生土は使っていません。「土力」を土再生工程にのせたのは、2006年の秋。


←2007年の画像。未だ「バラの家」を知らない頃。近くのHCで買ったバラ用土で鉢増した〔今更!って感じですが、事実です〕翌春の開花。ミニチュア系やパティオローズには「再生土+バラの土」ブレンドで植え替えをしよう!(単に経済的な理由)と、2006年夏、今までいい加減だった土のリサイクルにほんのちょっと本気入れて着手。この時の再生土には「土力」を投入した再生土が少し入ってます。

蕾の上がり具合は、前年に比べたら良い方かなという位の感触でした。ニームオイルもこの時までには何種類か小さいボトルを購入してはいましたが、その「オイリー」な臭いがどうも鼻につくわ、使いづらいわ、という言い訳で、定期的にバラに撒布してはいませんでした。思いついたときに、という感じ。

どうしてもミニ系やパティオ系はハダニやクシナガハバチ〔未来記事〕などの虫害が目立ち、ウドンコにも弱い子が多かったため、被害の酷い葉を摘み取っていました。今から考えたら、ホンマに阿呆やわ。
化学合成薬剤を使わないでどう処理すべきか分からなくて迷っているうちに花が終わり、夏の酷い状況をやり過ごし、秋になって小さな蕾はついても、鳴かず飛ばず状態で冬を迎える、という繰り返しが続いたあの頃。近所の花壇ではあんなに沢山、しかも殆ど絶え間なくバラが花を付けているのに。。。やっぱ、地植にせなあかんのかなぁ。。。などと、うちひしがれることしばしば。そんな阿呆母ちゃんを励ますかのように、或いは、なんとかしようというかのように健気に育ち続けるバラ達。花は少なく小さくなり葉は少なくなっても枝や根はちゃんと生きているんだよね。母ちゃんも何とかしてやらなあかんわ!


2008年1月「バラの家」入学を果たし、その時購入したプロトリーフのバラの土を再生土に加えて用土替えし、それまでの普通のプラ鉢からスリット鉢に植え替えた『サンレモ』です。ウドンコ痕が残ってますね^^; プロトリーフのバラの土は、他のブッシュ系やつるバラ系に殆ど使ってしまったので、1袋と半分残っていただけ。これをミニバラとパティオの植え替えに使わなければならないので、再生土の存在は大きいです。

★店長おすすめ店長セレクション バラ向き高品質スリット鉢 8号 (木立バラ用)


この年からリサイクル土には「お馬の堆肥」も投入してます。
サラブレッド お馬の堆肥 20リットル

また、虫害の予防として「ニームゴールド」をバラ鉢の土表近くに埋め込むような感じで撒いてもいます。ニームケーキは撒いて暫くは効果が高いのですが、時間の経過・臭いの軽減と共に害虫の忌避効果も薄れてくるようで、本来なら、1番花が終わる頃、もう一度撒くのが良いのでしょうが、1kgあたり700円ほどの価格なので、そうそう多量に利用する金銭的余裕も時間的余裕もなかったですね。

↓過去使用していたニームケーキはコレ
SERIE ニームゴールド 1kg

↓現在使用中のニームカーネル(核油粕)はコレ
ニーム核油かす

相変わらずクシナガハバチの害は酷く、下葉の葉柄に白いゴミのような卵が点在し、その周りの葉に小さな虫食い穴、ひっくり返すと小さな老齢幼虫が...という状況は相変わらず。もちろん、ミニバラに限らずです。けれど、各種ミニと同様花つき・花色・花保ちと三拍子揃って良好でした。


←画像は2008年5月撮影の
『チュチュオプティマ』
店先で萎れそうになっているのを嘘みたいな赤札値で冬に購入。サンレモとおなじようにプロトリーフのバラの土+お馬の堆肥入りリサイクル土を使い、6号のプラスティックポットに植え替えた所、2008年春には元気回復しました。
すでにこの頃から「お馬の堆肥」はなくてはならない存在となっていました。



そして、さらに時は流れ。。。今年のサンレモ。花弁縁が若干汚くなってますが、マイガーデンローズってことで、私にとっては十二分!


すでに三度目の花が終わって、本格的な夏を迎えようとしています。用土は、「ローズスペシャル」:リサイクル土=1:1です。枝の更新が一気に早くなりました。新しい葉っぱの色が、他のミニバラ同様今までとは俄然違います。もちろん、週二回のニーム撒布も功を奏していると思います。
昨年プロトリーフを幾分か投入したときの蕾開きかけの花色にも感激しましたが、今年は開花後も花色のノリが昨年よりずっと良く、なんと言っても枝の更新サイクルが活発です。花保ちも良いような...これで虫害がもっと減れば、何も言うことはないんですけど。。。タージマハル印のニーム大佐に期待するところ大です。

このサンレモ3年間連続の用土替えには以下のような、ある意味「必然的」な経緯があった。(1)初年は植えてあったポットのまま育てた(くどいようですが、自分で購入した覚え無し明細も無し、バトラも知らないといういつの間にか庭にあったバラ苗なんです)、(2)翌年普通のプラポットで鉢増した、(3)更にその翌年スリット鉢の存在を知り導入したときに用土替えも実施した。
鉢増しについてはバラ個体の根に見合う容器の大きさを考えなければいけないだろうし、用土についても成分構成の異なる物を頻繁に入れ替えるのは、バラの根のためには必ずしも良いこととは限らないだろう。


*「バラの家」オリジナルのバラ用土、勝手に名付けて『ローズスペシャル』は、プロデューサーのキムをタクてんちょによれば、「大きな鉢なら植え替えも2年に一度」で良いとのことです。とはいえ、いずれにしても、バラ固体の状態と、バラが置かれる環境等を考慮して対応する必要はあるでしょうけど。
「バラの家 培養土」(バラの土)14リットル 


バラの家 グリーンニーム1000ml(業務用)★店長おすすめスペシャルブレンドニーム植物が育ち...

 ♪

6 件のコメント:

  1. サンレモさん明らかに“おいしそう”な容姿に変貌しましたね♪入手経路不明とのこと。タヌキがくわえて持ってきたのでしょうかねぇー。以前『殿方は黄~橙の花が好き』って話題があったような記憶があるんですけど、オスのタヌキかもしれませんね^^
    やっぱり土は大切!うちはローズスペシャル・オンリーで育ててますがどれも明らかに成長著しいです(ニームさぼってるけんど^^;)。
    バラ栽培に否定的なうちのパパイヤ。バラが茂る2階のベランダを見上げてぼそっと「(緑を)保てよ」と。それって認めてくれたの!と喜んだのもつかの間、酔った時にゃ「バラ、土、鉢購入禁止ぃぃ~(-_-メ)」とおっさる。知らぬ間にバラが増えてるってことはまんずなさそう。私の生活態度次第かな^^;

    返信削除
  2. chibeさん とうとう「うちのパパイヤ」さんに昇格されたのですね(^^;そのうち「購入禁止」って単語も口をついてでなくなりますよ、きっと。今朝なんてバトラ窓を開けるなり「まーた、バラが・・・」って宣うので、一瞬ぎくっ!ば、ばれたかと心臓縛になりましたが、「・・・咲いてるし。年がら年中咲いてるのか、バラって?」と続いたので「そうだよ~ん♪四季咲き性のバラはね。でも一季咲は・・・」と言いかけたら「ふむ、咲いてりゃいいんだ、どっちでも」と楽の言葉を遮りニマニマ。ほひょー!来年からもしかして誕生日バラ2鉢に増えるかも??と虎狸算用した楽趣味でした。

    返信削除
  3. やはりローズスペシャルの実力はすごいですね。目視ではっきり確認できるんですから。
    実は白状しちゃいますが、我が家のバラの土は春以降鉢増ししたもの以外はまだローズスペシャルを使ってません。今年初め苗を買いすぎてマジにネーンデルタール人だったので、コストパフォーマンス最高のバラの家培養土を使用したんです。それでもそれまでHCで買ってた土と比べたら全然違いますよっていう感じで、葉っぱの色つやから花の大きさまで感心することしきりでした。
    ところがやはりローズスペシャルを使ったものが出てくると、もうワンランク上を実感してしまって・・
    今度の冬には全部ローズスペシャルに土替えして、来年からは土のリサイクルにも挑戦しようと考えとります。

    しかし、chibeさんのタヌキ説だとすると、マチルダの件のお詫びとかですか?

    返信削除
  4. ツルの恩返しならぬタヌキの詫び入れ・・・どうせなら自動給水装置の高いやつ返して欲しかったですね^^;

    返信削除
  5. みけさん 仰るとおり!ローズスペシャル様々ですよ~♪ラテン語の最上級シッシモを付けちゃいたい位です。ミニの中でも冬に元気のなかった子はロスペのみで用土替えしたのですが、み、みごとに復活!数え切れないくらいの蕾と葉の縁の鋸葉の美しさ!感涙号泣でした(画像は一輪ボカシしかブログでUPしてないかも)。我が家も今年は全てロスペシッシモに完全入れ替え予定です(まだロスペじゃないのがいくつか残っている)。

    返信削除
  6. chibeさん なるほど狸の詫び錆び入れに自動給水装置要求すれば良かったですかね(^^; 今日も京都手バトラに念押しで尋ねたのですが「全く全然記憶ないし、俺が自分で直接買ってくるわけないだろ!」って言われてしまいました。生協でバラ苗を買ったことがあるのですが、ちゃんと明細残っているから生協経由でないことは確かなのです。ふっしぎ~。

    返信削除