2009-12-12

言の葉5-羅と仏-

みけさんちにどうやらアマゾンの奥地からお届け物があったらしい。
そうなったら、こっちのもんだ! (←って何が?)
ってんで、言の葉通信第5号発刊しちゃいま~っす(^0^)/


***

前回言の葉4ではラテン語と英語に共通する単語を取り上げました(4の課題「Rosa」については別記事で記述予定)。
もっとたくさんあるんですが、それはおいおい紹介できればいいなぁ程度に留めておいて、今回はフランス語と共通する単語をいくつか列挙します。
フランス語はウーシーシュエシェンだった頃、第三外国語として受講しました。えぇ、えぇ、さう゛ぁ!受講しましたよ、ぼんそわぅる!必要単位は取得しましたよ、えぇ、えぇ、こまたれう゛。そんな程度。
あはは~は!(^0^)ご指摘はお手柔らかにお願いね(^^;

セラティペタラの葉っぱとちっチャイナ^^蕾


1) vi*num

2) ami*cus

3) pa*x

4) est

5) amo*

6) canto*

7) fi*lia

8) re*gi*na

9) do*num

10) bonus


取りあえず10単語。品詞は、名詞・動詞・形容詞、かな。^^
あるんですよ、他にも。んでも英語と重複しちゃうのが多くて・・・。
相対するフランス語単語でも英語単語でも日本語単語でも何でも良いので、コメント欄にご記入くだチャイナ~♪



以下、今後のラテン語学習上必要な文法用語〔お約束〕について整理。


【これだけは!確認しておきたい品詞 ( )内は略号】

名詞(n.):物や人名や事象の名前を指す言葉(代名詞含む)
 
動詞(v.):名詞の動きや作用のプロセスを表す言葉
 「歩く」は動詞だが、「歩き」は動詞ではなく名詞。

形容詞(aj.):名詞の状態を表したり飾ったりして説明する言葉

副詞(av.):動詞や形容詞の状態を指す言葉
 例)「ゆっくり」歩く、「しなやかな」美しい枝

前置詞(prep.):名詞の前に置いて方向、手段、場所、状態等を表す。
 例)「北へ」「バスで」「中に」「~を超えて」
ラテン語の前置詞は元々副詞でした。動詞と結合して「合成動詞」を作る場合もありますが、詳細は割愛します。なお、前置詞に関しては名詞の格変化と関係しパターンが3つなので、名詞の格変化学習整理の後別記事にて整理します。ラテン語の前置詞基本をマスターしておくと、他の印欧諸語学習効果が高まりますよ♪



【これだけは!その他の文法用語】

●名詞の格変化 de*clina*tio*(declension)
 英語でも格変化がありますよね。
 「私」を意味する代名詞Iの格変化は、
 「主格-所有格-目的格」→「I-my-me」って教わりました。
  順に「私は」-「私の」-「私を(に)」。
んでも、人名などの固有名詞や「本book」といった普通の名詞は変化しませんでした(例:I gave Lily this book. Lily gave me that book.)。

ラテン語では名詞(代名詞含む)に6つの格変化☆1)があります。
しかも単数と複数とそれぞれに6つですから合計12通りも!
おまけに、名詞の格に相応して形容詞も6変化!!
えっぇえ~~!そんなん覚えきれへんわ~!って引かないで~。

最初から難しそうなことを覚える必要はないです。下記注*1)にあるように日本語の「て・に・を・は」と同じだと最初の内は思っておけばいいです。あとは文章を読む機会を増やして慣れるだけ。変化にはいくつかのパターンがありますから、それを頭に入れるだけ。

☆1)格(語尾)変化の基本:女性名詞(f.) rosa バラ 単数の場合
・主格rosa(バラは)
・呼格rosa(バラよ!)
・対格rosam(バラを)
・属格rosae(バラの)
・与格rosae(バラに)
・奪格rosa*(バラによって/バラから)



●単数と複数 Single, Plural
 文字通り「一つ/一人」か「二つ/二人以上」の別です。
 単数か複数かによって単語の語尾変化が異なります。


●人称 person
 私=一人称、あなた=二人称、彼/彼女/それ=三人称


●3つのジェンダー 3gender
 ラテン語の名詞には3つの性別があります
  ・男性名詞masculine(以後、m.と略記)
  ・女性名詞feminine(以後、f.と略記)
  ・中性名詞neuter(以後nt.と略記)*名詞の略号はn.
 これらは、それぞれ数と格により語尾変化します。


●動詞の変化conjuga*tio*(conjugation)
ラテン語の動詞は、時の流れ(時制と云います)、主語が何か(人称)、主語が単数か複数か等で語尾変化します。


***
以上、ラテン語を学習していく上で必要な文法用語を整理してみました。何だか難しそうに思えますが、ぢつは、上記の項目整理はラテン語の特徴の整理に直結することなのです。文脈を捉えないと理解できない場合がある日本語と異なり、ラテン語は名詞(代名詞含む)・形容詞・動詞が時と状況によって語尾変化しますから、一つの単語によって「誰(何)が」「誰(何)に」対して行っている動作なのか作用なのかが明示されるため、語尾の形から動作/行為の主体と相手をきっちり押さえて読み進むことが出来るのです。ですから、以前みけさんへのコメントに書いたように、ある意味パズルを解くような感覚で読んでいくことも出来る言語と言えるのです。嵌ればおもしろいですよ~♪


それでは、今回の課題です。

以前出した英語の宿題のラテン語版ですよ~>bloomさん^^
ほれ、そこ、きむら君!未だノート閉じちゃダメあるよ!

☆☆=========☆=========☆=========☆☆

Folium in botanica est plantarum organum,

quod etiam chlorophyli gratia photosynthesim perficit.

Folia etiam cibum et aquam servant.


☆☆=========☆=========☆=========☆☆




*参考文献
ラテン語のしくみ
・新ラテン文法Nova Grammatica Latina
 〔非常にオーソドックスな文法書なので重宝してるけど、厚すぎ!〕




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6 件のコメント:

  1. せっ先生ぇ~ ちょち待ってぇ~。
    初心者だからちょっと時間頂戴な。
    今日は窓ふきもしなくちゃだし。

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  2. 今日、お出かけしちゃうので、
    私もちょっとお時間ください~!
    おべんきょっぽくなって来て、
    どこまでついていけるか、ドキドキですが・・笑

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  3. みけさん bloomさん いつでもええよぉ~

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  4. みけさん bloomさん カテゴリー「言の葉」を作りますね~。確か「I is the ninth.」というタイトルの記事がラテン語の読み方だったと記憶してるので、まずはそこから見ていって下さい。声に出して読まなくて黙読でも「読み」に慣れないと頭に入ってこないと思うです。よろぴっく♪

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  5. 了解しました。
    本を開いた瞬間、思わずパタッと閉じてしまいましたが(爆笑)、とにかく視覚的に慣れるところから逝ってみようと思います。

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  6. みけさんも小倉さんの本を購入したですか?CDが付いてましたけど、未だ聞いていない(^^;
    語学は繰り返しと復習が大事なので、何度も後戻りしながらやって逝くつもりです^^
    何も見ずにブログの記事が書けるようになるまで(^^;

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