11月中旬のアバウトフェイス。今年はあちこちに伸び伸びと枝を広げ花を咲かせてくれました。
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てんちょんちの「バラ好き交流掲示板」でモスローズ『サレ』が直立株立性(ブッシュ)か、それとも半つる性(シュラブ)かというsugarさんからの質問が寄せられ、みっちさんが村田晴夫さんの『つるバラのすべて』を引用しながら的確に回答してらっさいました。フムフム♪と頷きながら読んで、改めて村田さんの本を読み直し、わやくちゃな楽趣味鶏頭を整理しようと思いました。
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以下、上記書籍記述に基づいた整理(p.38「つるバラとは」)
【つるバラは四季咲き性を持たない】( )内は系統の略号
●四季咲きのバラ・・・「枝の伸長が開花により妨げられる性質を持つ」
ということは、花が咲いたら枝がそれ以上伸長しないってことか。
ハイブリッドティー(HT)
チャイナローズ(Ch)
フロリバンダ(F)
ポリアンサ(Pol)
ミニチュア(Min)
これらは四季咲き性のバラ、もしくは木立性(ブッシュ)のバラ
●対して、以下に列挙する系統はつるバラと考える。
チャイナ系以外のオールドローズ(*1)
クライミング(CL)
ランブラー(R)
モダンシュラブ(*2)
これらは「花が咲かない伸びる枝を持つ」ということでつるバラ扱い。
ということは、開花による生長が阻害されない枝だということ。
●半つるバラとは・・・上記2分類の中間的存在
つまり、四季咲きではないが枝が伸びすぎないってことのようです。
半つるのバラのことをシュラブと言ったりするってことは、
イングリッシュローズERは殆どがシュラブって考えて良いのかな?
夏の「アバウトフェイス」。爽やかな容姿と色で魅了してくれました。
系統はHTとのことですが、日本の環境ではシュラブ扱いではないかな?
初年は木立性っぽくアップライトに開花しましたが、今年は半つる状でした^^
系統はHTとのことですが、日本の環境ではシュラブ扱いではないかな?
初年は木立性っぽくアップライトに開花しましたが、今年は半つる状でした^^
【つるバラの咲き方概論】
●一季咲き・・・春に1回しか咲かない。花後は枝分かれしながら、日照量が多い時期から晩秋までツル伸ばしに精を出す。^^ この時期は光合成を促すために出来るだけ多くの葉を維持したい。
●返り咲き・・・初夏か秋にもある程度返り咲く。ベイサルシュートやサイドシュートが出やすい品種が多く、年数を経るに従って小枝が多くなり返り咲き性が増す。小枝をたくさん発生させて花をたくさん咲かせましょう♪ 但し剪定による開花調整は出来ない。
●繰り返し咲き・・・開花がリピートするけど四季咲きほどではない。このグループのバラは時に長く枝を伸ばし、枝の伸びた翌年に開花する枝を併せ持つが、返り咲きと同様に剪定による開花調整は難しい。バラの意向に拠るところが大きいらしい。^^
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(*1)バラは、自生種/野生種のバラ(原種Species〔略号Sp.〕)と、原種を親として交配/育生された栽培バラ(品種cultivar)〔略号cv.〕に大別される。品種は系統が年代的に交差する品種も存在する場合もあるが、大きく分けて、HT第一号品種である「ラフランス」作出発表年(1867年)以降のバラがモダンローズ、それ以前のバラはオールドローズと呼ばれている。オールドローズ、モダンローズそれぞれに系譜や樹形などで更に分類されている。当ページでは系統ごとのマーキングはしているがオールドやモダンといった分類は行っていない。
(*2)David Austin作出のイングリッシュローズは代表的なモダンシュラブであろう。日本の気候・栽培条件下でモダンシュラブと呼べる品種は他にも少なからず存在すると考えられる。
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バラの咲く庭づくり
↑
みけさんが書店で熟読後、購入したというつるバラの本。
小さい家で楽しむわたしのバラ庭づくり
↑
品種グループごとに丁寧な冬の剪定方法説明があるバラの本。
樹形分類について分かりやすい説明が記述されています。
無事に作品を提出してまいりました。
返信削除村田先生の著書は本当にバイブル的存在ですね。
シュラブ→ツル扱い
というのは目からうろこでした。
イングリッシュローズはごく一部の例外を除いてシュラブとして扱うんだそうです。
村田先生の著書「バラの咲く庭づくり」
に書かれていました。
おかえりなさい>きぼんぬ様ぁ~^^
返信削除さっすが!師範のお嬢様ですわね。やるときゃちゃっちゃと仕上げちゃうわれるのですね(ん?変な語尾ですが、何か?)どんなさくしんをあみあみされたのでしょうか?
シュラブってもともと灌木とか低木って意味でしょ?だったらどうブッシュと違うのよ!って感じですけど、半つるって言われると何となく納得してしまいます。^^
ブッシュがもしゃもしゃっぽいのに対して、シュラブは手足の長い感じって語感があります。
バラでシュラブって言うと、含める品種の幅が広い感じで受け止められますよね。Delbardのバラの多くが該当する感じ(日本での環境下ではって意味で)かなぁ。
今回のはメリヤス編みでシンプルです。
返信削除シュラブがツル扱いとなると、本当に該当する品種が多くなるなぁと思いました。
ただ、てんちょさんのとこの説明を読むと、分類がSシュラブで、樹形が立木性とかってあるじゃないですか?
こうなるとよくわかんないです。
どっちで考えればええの?
みけさんがさんざん立ち読みののちご購入あそばした本に、確かブッシュでもシュラブに近いのとCLに近いのとあるって書いてあったようなうろ覚えが残像(^^;
返信削除sugarさん質問のサレはブッシュだけどシュラブに近くて仕立て方もそこら辺をふまえてやると活かせるってタイプじゃないっすかね?
楽庭のアバウトフェイスも去年と今年では樹形が異なってますよん。んだで、てんちょんちページの説明通りだなぁと感じていたです。AFの一枚目画像は下から見上げて撮影してるのですよ。物干し竿や室外機の吊フレームが写ってるでしょ(^^;;;
あのさぁ~~
返信削除このさぁ~~
なにさぁ~~
このMR4って・・・「Taischa」じゃないの?
Motonyさ わんばんこ♪^^
返信削除Taischaに似てますよねぇ。んでも蕾がツィガーヌなんですよぉ。
http://seattlepuppy.blog82.fc2.com/blog-entry-254.html
↑兄さのページにもリンク貼ってある方の画像を見ると、蕾だけじゃなくて花色も違うかなぁ・・・って。
それと、樹形がどう見てもシュラブなんですよ。今、細めのサイドシュートに蕾が一つ付いているので、明日おさしん撮っておきますです。
預け主は今日は帰ってこないみたい(^^;