2009-09-04

study room-しべの美しさ-

どひゃ~!雄しべ〈葯anther〉からの花粉粒pollen grainが判別できるようにと拡大したけど、花粉粒は分かりにくいわ、画像はでかいわでいいことないわ(--) でも、しべの美しさは強調できたかな?新苗が届いてすぐに開いた時に撮影したものです。
薔薇の名前:『サマーワイン』(CL)〔R. Kordes, 1985〕 ←『サマーワイン』は品種間違いです。画像のバラは『ライラックチャーム』です。お詫びして訂正致しますm..m

新苗が届いてすぐに6号鉢に「ローズスペシャル」で鉢増しをしました。順調につるを伸ばしてくれていたので、フェンスに留めて絡めておりました。今でもそのつるは健全なのですが、切接ぎ部分から伸びていた枝は生長が止まったと同時に立ち枯れらしき状態に。枝が茶褐色になってしまって。元々届いた苗ではクラウン部分から出ている枝もとが2本剪定してあったのだけど、そのすぐ近くから出ていた枝が立ち枯れっぽくなったので、剪定してしまいました。

クラウンの反対側から発生しているシュートは4つに枝分かれしそれぞれ1m程で元気ですけど、最近展開した新芽がなんだか薬害(?)みたいにチリチリになってしまいました。
フェンスの向こうのお隣さんちで除草剤を撒いた気配も無いのですが...何でしょう?ニーム焼けかも。他のバラには見られない症状です。

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アンジェラのしべが可憐でキュートです。(^^)
上のサマーワインとは雌しべの形状が若干異なります。雄しべ花柱の色もバラそれぞれに個性的ですね。


ちょいとここでしべのことを備忘録として整理しておこうっと。
鶏頭楽趣味にはそれが大事なんです。

前回同様Botany Web「花の要素」components of a flowerにて断面図を確認。


アンジェラのしべにアルファベットを振りました。
雌しべ(雌蘂)pistil(cl. gynoeclum)
 a:柱頭stigma
 b:花柱style
雄しべ(雄蘂)stamen(cl. androecium)
 c:葯anther
 d:花糸filament
そして、若干分かりづらいですけど、
 e:花托receptable

それぞれの部位については、上記サイトBotany Webに詳細な説明と分かりやすい図が掲載されています。

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c:葯の中には花粉粒pollengrainが入っています。1枚目の『サマーワイン』画像では一番下の方にある花弁に葯から出てきた花粉粒がこぼれています(見えにくいですけど)。この花粉粒を雌しべの柱頭にお見合いさせることが結婚の儀式第一歩、「受粉」です。自然交配の場合は虫が仲人さん。人間が筆などを使ってお見合いさせるのが人工交配。母体となる雌しべの柱頭に、異なるバラの花粉粒を付けて母バラとも父バラとも違うバラを人間が作ることは育種breeding。

受粉すると花柱と花托の接点あたりがぷくっと膨らんで子房が形成されます。熟して中に実が出来てくるのです。お尻のような形を称してhipと呼ばれます。左画像は去年撮影したrose hipです。ロサムンディの実かな、多分。忘れました。ごめんチャイ。あ。チャイ淹れよっと。


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ホッと一息。暑い時のチャイも涼しい時のチャイも美味しいです。夕方の今の時間帯、インドでは遅めのアフタヌーンティータイムですね。チャイにクラッカーやビスケット、スナック等で遅めの夕飯まで小腹を満たします(簡単手軽なインディアンドリンクを近日紹介します)。
 チャイ用紅茶-RAJ(袋入り)【500g】-食器・食材:[インド食材]インド料理の素:チャイ用紅茶
 KASHMIRI DALMOTH-食器・食材:[インド食材]インドのお菓子:ハルディラム社のインドスナック

このスナックは、ハマル人はハマってクセになるかも(^^;
♪な~んてったって、インドの一大菓子メーカー「ハルディラム」社(click here for CF)のだからねー^^

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手前の赤い花は『スターダストゼラニウム』です。生協で購入した赤とピンクを育てていますが、一斉に開花すると夢のように綺麗です。

画像奥にぼんやり写っているのは『ロサカニナ』のhip。
とりわけVitamin Cの含有量が多いとされています。
ロサカニナの実が沢山秋風に促されて♪シャランチャラン♪とパーカッション演奏してくれることを夢見ている乙女ちっくな楽趣味です^^


「バラの家 培養土」(バラの土)14リットル 
アンジェラ(CL桃色) 国産苗新苗6号鉢植品
ロサカニナ(Sp薄桃) 国産苗新苗6号鉢植品
ロサムンディ(G絞色)国産苗新苗6号鉢植品
大きい花房、星の様な花『スターダストゼラニューム 2色各1株』
 ♪

4 件のコメント:

  1. サマーワインの新芽、うちでもこういう状態を見かけることがあるのです。鉢の大きさに比べて図体がでかくなったなあというバラが、長時間強い風にさらされると現れやすいです。思い当たることあります?
    ちなみに私はこれでいいのか?!というほど夏の間は葉面散布をしておりませぬ。

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  2. OMOやん んー。長い間風にさらされる位置じゃないし、そんなに容器に比べて図体がでかいというのでもないっす。むしろ伸びているツルは細めで若干頼りなげ。近くにある他の新苗には見られない症状なんですよ。
    サマーワインの伸びているツルには展開してる葉は7枚葉が殆どで、もしかしらた穂木はダメになっちゃってるのかも。ただ、伸びてるシュートはノイバラっぽくないんですよねー。なんだろう?

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  3. サマーワイン、私は育てていないから、葉や茎では何とも分からず…スミマセン。
    花以外の様子が分かる写真ってほとんど無いけど、ローズショップ アンナヴァンさんのサマーワインの葉は波打っていて、かのブラバン姉妹の特徴的な葉を思い起こしました。
    http://item.rakuten.co.jp/en-avant/summerwine-sp7sh/
    涼しくなってきたので、サマーワインの枝ならばそろそろ蕾が付いてもいいような気がしますね。

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  4. OMOやんやん ページ見てみたけど、「剛直で太い枝」なんだー?う~ん、感触全然違うなぁ。やっぱ台木のノバラかなぁ?
    ちょっとショックかも...下位の葉は5枚葉なんですよ。新芽の辺りが殆ど7枚で。
    蕾、蕾、切り戻した枝に付いたのをピンチした記憶が...ノバラ擬きの枝には付いてない。ってことはあー?
    がーーーん!やっぱ台木かぁ??

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