2009-07-17

魔女の贈り物

今年で3年目の『アブラカダブラ』(HT)。画像撮影は2009年6月13日日没時。光が足りなくてピントが合ってない(--;
1年目は軒のないところに置いていた。梅雨入りとほぼ同時に黒星病に侵され、株はセミヌード状態に。そのためか、シュートの発生も活発ではなく、二番花がちょろっと咲いただけで、秋花は望むべくもなく..。な~んもわからんと、二年目は「黒星回避!」しか頭になかったため、軒下の日当たりは余り良くないところに移動させた。


これが2008年軒下の「魔法呪文」一番花の蕾。蕾が出来る以前から、せっせとウドンコ病に罹ってくれちゃった。ウドンコの予防薬で安全性も高い『カリグリーン』を早めに撒布すればもう少し結果が違ってきたのだろうけど、そんな知識も知恵もなく、ウドンコ発生してのち、阿呆楽趣味もせっせとせっせと「カリグリーン」を撒いたりして..。ま、結果は推して知るべし、NGですわ。てんちょんちから、ウドンコ特効薬『パンチョ』を取り寄せて撒布。蔓延は免れたものの、一旦治まったかな?と油断していると、また別の所から発生して..。この子のウドンコ処置だけに時間を割いてはいられないのだけど、とにかく一番重症だったからね。『パンチョ』一箱も底をついたし(他のバラにも撒布したからね)、出来れば薬剤を使わないで処置したい。なんとかウドンコ菌を殺菌しないとと、洗面所にあったうがい薬を薄めて塗ったりもしたけど、飛び火のように蔓延していて、とてもじゃないけどやってられませ~~ん!

お手上げ!

カリグリーンの主成分は、家の中にある「重曹」とよく似た成分(この詳細については近日投稿予定)。弱アルカリがウドンコ菌をやっつけてくれるのなら、重曹を水に溶かしてスプレーしてみよう!と思い立ち、やってみましたが、重曹はスンナリ水に溶けてくれないから、乾燥すると白い粉状のものが浮き上がってくる。確かに効果はあるけど、完全には治らない。う~ん、なにか良い方法はないものか..と、洗濯機のお掃除中に洗濯槽が回転するのをじっと見つめていたら・・・目が回りそうになった。というのは冗談で、ふと目を上げると、そこにドテっと置いてあった『アルカリウォッシュ』が。
これ一つで家中のお掃除やお洗濯ができちゃう♪地の塩社アルカリウォッシュ 3kg
このアルカリウォッシュなしでは日常生活が成り立たないほど楽趣味は重宝してます。

★特価★キッチンの魔法のパウダー 天外天シリンゴル重曹 1kg
楽趣味御用達(んなたいそうな^^)の重曹。小さなボトルに入れてあちこちに置いてます。トイレには小洒落た空き瓶に入れてニオイ消し&お掃除用に、物入れでは湿気防止にと大活躍!もちろん古くなったのはお掃除に使ってますよ。


カリグリーン1,2g×10袋(1リットル噴霧液×10回分)
パンチョ 0.5g×10袋(10リットル分)

===☆===

アルカリウォッシュはその名の通り弱アルカリ性だし、水にスッと溶けるので、これを利用しない手はない!と思いつく。思い立ったら即行動!どれくらいに薄めたら良いかな?500倍くらい?んーーでも、重曹よりpH値が高いから、もちょっと薄めて~1000倍くらい。これくらいで一度やってみて、ダメだったらまた考えよう。

スプレーするのではなく、ウドンコ病状の酷いところに殺菌するつもりで「念」を込めて抑え塗り。酷いのは花托から蕾の先まで白い粉をまぶしたようになっている。そこも古布に付けてふきふき。

おっ!

瞬間的にきれいになるじゃん!じゃんばらじゃん!
♪ふきふきま~くれ、ふきまくれ~♪と調子に乗って、古布2枚用意してサンドイッチ方式で葉の表裏をはさみながら拭いていたら、新しめのやわこい葉っぱをくしゃくしゃにしてしもた。。。ごめんな。優しくいたわるように、そーっと、そーっとね。

ウドンコの影響は花弁に残ったけれど、まぁまぁの花つきで2番花まで咲かせてくれた2008年の「魔法呪文」さん。用土を「プロトリーフのバラの土」に変えたからか、この年の花色はこ~んな感じが多かったです。日当たりも良くなかったし。


☆☆☆

ウドンコ対策については当ブログ5月に「ウドンコ病との闘い」に記録を残しています。忘れた頃にやってくるウドンコ病、夏が過ぎゆく頃、またやって来るので、日頃の観察ゆめゆめ怠りなく。

☆☆☆

いやぁ、ウドンコ処置法についてだらだらと書くつもりは毛頭なかったですが、母ちゃんの体調が優れないことを知って知らずか、寝てるのに厭きて庭に出てみたら、また花を咲かせてくれていたんですよ、「魔法呪文」さんが。しかも剣弁ツンツンに。 嬉しいねぇ・・・今年はウドンコも黒星もなしで元気一杯!母ちゃんも元気貰ったよ、ありがとね!



アブラカダブラ(HT覆桃)国産苗大苗6号鉢植品

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