2009-06-15

逢瀬には緋色のドレスを

薔薇の名前:『フリュイテ』Fruite(F)〔L.Meilland, 1984〕



緋色・・・

ご幼少のみぎり^^;に知った色の名前のなかで、表しがたい印象を放つ。
英語ではScarlet


メイアン作出の燃えるようなオレンジ色のバラに惹かれる自分がいる。
お迎えした初年は緋色と呼ぶにふさわしい花色ではなかった。
春から秋へと咲き続け、冬にも素晴らしい発色の花を咲かせ、
こんなに咲き続けて大丈夫だろうかと、こちらをうろたえさせたバラ。
冬の蕾がほころびかけるときに花弁の縁にうっすらとノワール(黒)がのる。
それもまた、ぞくっとするほど美しいノワールで。。。畏怖さえ覚える。
絵にも描けないとはこのことか、と。

花托の形。
萼片の炎(ほむら)の足のような伸び。

芯のある、一見しっかりしていそうで、ふとした時に儚さを滲ませる女性、
バラ「フリュイテ」のドレスは、そんな女性に似合うのかもしれない。



4 件のコメント:

  1. 鳥肌が立ちました~~
    Scarletの方が雰囲気ありますね。
    私もオレンジは心惹かれる色です。
    情熱的だし、ぞくぞくするというか…
    確かに絵にも描けないこの官能的な色合い。
    いつかトールで描けたら楽さんにプレゼントしたいわ。

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  2. マカロンさん

    吸い込まれそうになる色ですよね。
    危険な香りがします(^^;
    Meillandのセンスの良さが光ってるかと。
    毎年の花色が安定しているのも魅力です。複色だけど。

    そうか先生ですものね、トールペイントの。
    うぁ~~い!うれしーー!
    わても絵を描くので、いつか作品をUPしますわ。
    お恥ずかしいですけど。

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  3. トールペイントは塗り絵なので、絵を描く方からしたら
    邪道だと思いますが、オリジナルも時々描くので
    次は薔薇を描こうと妄想を巡らせています。
    そういえば楽さんのブログを開いた時、前はとても
    時間がかかったけど、設定変えてから凄く早くなりましたよ。

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  4. マカロンさん

    いやいや、ご謙遜を。アートですよ、トールペイント。

    自己流で描く細密がんもどきですから、私のは。
    お話にもなりません。

    設定し直して速くなったとのこと、良かったです。
    なかなか細かい点が分からず、遅々として進みませんが、徐々に使いやすいものにしていきたいと思います。今後ともご指導よろしくお願いします。

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