2009-06-29

余ったテラコッタの使い道

20090629追記済

ローズポットとして以前使っていたイタリアンテラコッタです。生協で3pots¥3,000位で購入したはず。現在バラは殆どスリットポットに植えているので、このテラコッタにクリスマスローズやサルビアレウカンサなど深さをほしがる植物を植えたのですが、いくつか余って置き場所に困っていたのっす。
午前中の日差しが一番きつくなる頃、最も床面温度が上がる場所です。このテラコッタを手前に置いて、その背後にひっくり返したテラコッタ鉢の上にバラのポットを載せて高さを確保(風通しと日照のため)してます。さらにその奥は背の高い植物が配置されており、バラにとっては頭でお日様の光を浴び、足元は涼しい場所になってます。
 

同じローズポットを探したところ、同様のポルトガル製ポットを見つけました。↓

ポルトガルから新しいローゼンポットが届きましたポルトローゼン 直径24センチ



夏の暑い時期早朝から強い日差しを午前中いっぱい受けてへたり気味の鉢植えバラたち。木陰もなく、タイル張りのデッキからは照り返しも強くしんどそうなので、暑さに弱いバラを、余ったテラコッタにかぽっとはめ込むことにしました。はめ込む前には、ナメクジが多く発生する場合のことを考えて、一応鉢底のネットをはり、その上から鉢底炭をほんの少々。

鉢底炭 5リットル

あとは、8号スリットポットをぱかっと上からはめ込むだけ。
ちょうどテラコッタとスリットポットとの間に隙間も出来て蒸れが防げ、当然底の方は空間があるけど、水遣りをする際にテラコッタが余分な水分を吸ってくれて気化熱の原理で全体を冷やしてくれるから、強い日差しの元でもcoolなまんまです。このようにテラコッタと組み合わせたバラ鉢には煉瓦をかましません。


なしてペンキを塗ってるかって?
ははははは。笑うしかない話なんです。
雨がそぼ降る中、黒星病への耐病性が高いとされている『うらら』(「マカロンさんとの逢い引き?」)を、そうとは知らずに軒下に移動させようとして、下駄履きのまま当時木製だったデッキの上で滑って転び、あちこちケガをしました。その時後頭部をしたたか打ち付け、「ゴッ」という音と「ピシッ」という音が同時に頭内にこだま。後で見たら、このローズポットの欠片がコンクリ床の上にぽろっと落ちていて、縦に15cmほどの亀裂が入っていました(--; わたしの頭蓋骨にもきっとひびでも入ったに違いない!(他の部位はレントゲン撮影しましたが、頭は撮影してないから分からない)

☆以下追記分
暑さ対策(特に照り返しがきついコンクリート床部分にプラ鉢を設置する場合)の二重鉢外側には素焼きの鉢がよい。理由は素焼き鉢は粘土を約900℃の低温で焼いているため強度が十分ではない分、多孔質になっているため極めて微細な穴が鉢壁に多数あって、夏場の暑い時期には鉢内部の水分が毛細管現象で側面からしみ出し一旦多孔を満たし鉢側面から滲出しながら周囲の気化熱を奪って鉢土の温度上昇を抑制するからです。暖地や、夏の暑さの厳しい地域では有効だと考えられます。
素焼き鉢も様々な国で様々な素材(陶土)・手法で焼成・乾燥されたものが各種輸入されていますが、一般的に南国の素焼き鉢はきめが粗いものが多く見受けられます。きめの粗さや細かさは基本的に陶土の種類によりますし、焼成温度が低い方がより多孔質を生み出します。
イタリアンテラコッタ〈テラコッタとはラテン語で「土を焼いたもの」という意味〉と言われる素焼き鉢も同じように質の違いによって様々な種類が出回っています。比較的入手しやすい価格のものは焼成温度がだいたい1000℃前後、私が使用しているSLIMAポットのキメはそれほど荒くはありません。冬季の平均最低気温が零度を遙かに下回る諸国地域で使用されているテラコッタは、陶土のキメが細かいものを約2000℃近くの高温で焼成したものです。したがって、硬度の点では低温素焼鉢を遙かに凌ぎ、耐寒性にも優れています。その反面、水分やガスの透過性は素焼鉢には劣り、高温が続く夏の時期には、冷却性という点でプラスティック製の鉢に近いものがあるかも知れません。
使用目的と予算に見合った鉢を選ぶ必要がありますね。


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1枚目にちょこっと写っているピンクの薔薇は、昨年バトラ(夫)からの誕生日プレゼント。
毎年1苗バラをプレゼントしてくれる優しいバトラです^^*〈そうおだてておかないと〉

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14 件のコメント:

  1. 陶器の鉢をも砕く頭蓋骨の持ち主とは…
    それでそのハイテンション…??いえいえ独り言です。
    大きな素焼きを実家に全部あげてしまいましたが
    2つだけ伊豆のテディベアミュージアムで買った
    テラコッタだけは残したので挿し木苗をプラ鉢ごと入れています。
    下からの熱も和らいで根腐れも防げそうです。
    置き場所無いのにどんどん増やしてどうする…

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  2. マカロンさん

    なんだか後頭部が痛み出しました^^;
    伊豆のテディベアミュージアム行ったことあります。何も買わなかったけど...。

    どんどんどんどん、どんどんどんどん

    太鼓の音。

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  3. バラの型・・
    やはり相性とかあるんですかしら

    このページのご紹介鉢やさんのぞいたらびっくりのお値段で
    安くてかわいいの探していたので今のを鉢増しする時用に買おうかなと思っています

    バラ以外のも増えてきたし・・
    いいお天気も今日でおしまいみたいです

    毎日洗濯掃除の山でさすが疲れました
    ハアー!!

    Followersのところに私が張り付いているのですが
    なんかしてしまったのですか?また・・・
    どうぞ削除してください

    また何かすると変なことが起こりそうなので

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  4. bebeさん

    followersは問題ないっすよ。グルグルの商標みたいなのが一緒にくっついているだけみたい。他の情報は出てないので心配ないかと。。。

    安いでしょ?テラコッタだったら出来るだけ素焼きに近い方が多孔質かなって感じです。インドの出店のチャイハナ(チャイ屋)だと偶に素焼きのカップに入れてくれるんですが、おいしいですよ~。

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  5. 冬、零下になる地方の方は、お安いテラコッタ鉢だと割れる可能性があります。その場合直接植えるよりも、鉢カバーとして使用し、冬は乾いた状態でしまうことをお勧めします。

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  6. OMO1972さんがお住まいの地域は冬の平均的な最低気温はどれくらいでしょうか?

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  7. 冬の平均的な最低気温は0度前後、最も冷え込んだ日で-3℃程です。南国生まれのテラコッタはその程度でも割れる時は割れます。粘土の質や焼成温度で割れやすさが違うのだと思います。英国や独国の鉢は丈夫なことで定評がありますよね。必要があるから凍結に強い鉢を手間暇かけて生産しているのですね。
    話は変わりますが、インドに興味はあれど、気候の問題で私の体が保たないから、インド旅行は無理だと思うの。
    来年か再来年ベルギーへ行きません?楽さんの旅費は持てませんが(笑)

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  8. OMO1972さん

    ベルギーでっか?あ、お友達が赴任しとるんね。
    東欧近い?

    インドも季節と場所によってめちゃ過ごしやすい所はたくさんあるよ。サマーGovt.となった南インドのOotyとか、ちょうど軽井沢のレイクガーデンみたいな感じの所。で、そこまで行くのに世界遺産になってるトイトレインで。まぁその景色の素晴らしいことと言ったら。。。ずっと口あんぐり開けっ放しでした。

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  9. ベルギーへは今年の秋から3年間赴任することが決定したと弟から連絡がありました。義妹から「バラもすごく綺麗だと聞きますよ」と教えてもらい、ベルギーのバラ事情を少し調べたのだけど、とっても魅力的。文化に根付いている感じです。
    インドも広いので気候の良い所も沢山あるのは承知しているのだけど、楽さんツアーに加わって行き先が私のせいで限定されるのは嫌なのです。

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  10. えらい安さですねぇ。植木鉢屋さん。ネーミングもなんて直球ストレートな・・
    我が家はずっとプラ鉢、しかも何か花苗を買ったの気の使いまわしだったんで、バラの性質とか全く考慮なし。今回バラを始めるに当たり、苗の分ぜ~んぶ鉢から揃えたくらいですの。だから余ってるテラコッタもなしです。

    これは買いかも・・

    インドのチャイ屋さんのテラコッタカップ、テレビで見たことあります(ほとんど日本から出たことないので・・)
    でも、中身飲んだ後割っちゃうんですよねぇ。
    リサイクルするんですか?

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  11. OMO1972さん

    ベルギーのバラ園ってどんなところがあるんでしょ?
    ベルギーといったら、美味しいビール!
    あがーー!全種類飲み倒したい!

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  12. みけさん

    素焼き鉢いくつかあるといろいろ使えて便利ですよん。
    花台になっているのもある(--;我が家。
    チャイの素焼きカップはですねー、飲んだら割ります。
    割って元のテラterraに戻すのです。感謝を込めて(?) 
    なんでかっていうと、誰かが使った容器を他の人が使わないためだったそうです。浄-不浄の概念が極めて強いお国柄ならではのことかと(これ以上書くと果てしなく続くのでSTOP)。グラスや陶器やステンレスのカップは洗って使いますけど。血液型はB型が多い国です、インドは^^

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  13. >ベルギーのバラ園ってどんなところがあるんでしょ?
    楽さん忙しいからまだBISES見てないのですね。
    http://www.hex.be/ヘックス城
    http://www.parkvanbeervelde.be/NL/index.phpベールフェルデ庭園
    http://www.lens-roses.be/index.dhtmlレンズバラ園
    一般公開日に見せていただくことになりますので、こちらが目当てならば旅行日は限定されますね。まあ私は一人でも行ってみたいと思っています。

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  14. OMO1972さん

    BISESって、あのやったら頁が捲りにくくて重い雑誌っすよね。ぢつは苦手なのっす。あの手の紙の質。
    よって、まともにじっくり中身読んだことないのです。恥ずかしながら。
    図書館にはバックナンバーがずらーっと揃えてあるから腰を落ち着けて今度ゆっくり見てきます。一度だけ古いバックナンバーのを借りて来たことありますが、その時以来、表紙を見て興味は惹かれるけど...店頭では表紙だけ(--;
    教えて頂いたURLは訪問しました。凄いですねぇ。雰囲気が重厚です。レンツ(レンズ?)は興味深いです。

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