蕾フェチ～マチルダの巻～

薔薇の名前：『マチルダ』Matilda(F)〔A.Meilland,　1988〕
*楽天ショップ「バラの家」『マチルダ』 (FL桃色)　国産苗

　

蕾の時のMilky Creamyな色にベタ惚れしているバラ。開花しきって、まるで頬に紅をうっすらさしたかのような表情も素晴らしい。

どのバラも、いかなるステージであれ、それぞれの個性を精一杯表現する。

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一度、夏の暑い時期に長いこと家を留守にした。
水遣りタイマーを購入し、
全てのバラに水が行き渡るように配置換えまでして。
酷暑、猛暑という言葉があちこちで飛び交ったとりわけ暑い夏だった。


留守中に天気予報が気になり、「今日も雨は降らなかった」と溜息をついていた。
でも、水遣りタイマーはきちんと試運転したし、
鉢は出来るだけ身を寄せ合うようにしてきたし、
例え、風の影響で若干の水量不足があっても大丈夫なように工夫してきたし。


帰宅後、
『マチルダ』が泣きべそをかいたような状態になっているのを見つけ愕然とした。

バトラ（夫）はガンヲタで、バラのマチルダを入手して以来、庭に出ては、
「マチルダさ～～ん」
を繰り返しながらテラスを徘徊するほど^^;
バラのマチルダが（名前と共に）気に入っていたようだ。

な・の・に・・・

狸が延長ホースを囓っていたために、その地点からの水が鉢に届いていなかった。
しばらくショックで、園芸店のバラのコーナーに「マチルダ」が置いてあっても、
いくらバトラが耳元で「マチルダさ～ん」をしつこく繰り返しても、
もう一度マチルダをお迎えするにはもう少し時間が必要だった。


それ以前からバトラが「オタオメバラ（お誕生日おめでとう、ほら、バラだよ）」苗をプレゼントしてくれていたのだが、その夏の翌年のオタオメバラを物色している私に近寄ってきては、「マチルダさ～ん」を繰り返し囁く。。。

あの蕾の時の、本当に赤ちゃん可愛いね！と思えるようなキュートさをもう一度抱きしめたくなった。

今、二番花の蕾をいくつか付けて、
太陽の光へ顔を向けているマチルダベイベーがたまらなく愛おしい。

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