2009-06-04

アルフォンソの季節

薔薇の名前:『アブラカダブラ』abracadabra(HT)〔W.A.Warriner, 1991〕*開花前の雨と害虫で花弁が傷んでいるが、そこがなお一層愛おしい 。
5月初めに咲いたものとは花色が全く異なる一番花最後の開花だった。



昨日の空気は早朝から重かった。何とも表現しようのない湿気を含んだ重さだった。
今頃インド西部には雨季の到来を告げるモンスーンが吹いているのかも知れない、とふと思った。
ちょうどマンゴーの王様「アルフォンソ」が街頭に並ぶ時期でもある。
あのとろけるような甘さと酸味、アルフォンソだけが持つ独特の食感・香り。。。
雨季に入る頃にのみ味わえる一年のうち二週間ほどの短期間の贅沢である。
毎朝通学前に早起きして、わざわざマーケットまでアルフォンソを買いに出かけていたなぁ...
早起きが苦手なこの私が。


あらっ?〔←「ら」は巻き舌で声に出して読んで下さい(^^; 〕
そう言えば、ここのところ、バトラ(夫)が出かける5時台に目が覚めるじゃないか。
そりゃ、そうだ。バラの季節だもん。
黄昏時のバラも良いけれど、フレッシュな空気の中で咲いているバラにこの上ない健気さを感じる。

『アブラカダブラ』と名の付くバラにはフロリバンダ系の絞りバラもある。
我家に「魔法呪文」さんをお招きした時は、F(Floribunda)とかHT(Hybrid Tea)とかetc...バラの系統になんて全くと言って良いほど関心がなかったから^^; 画像のバラがHTだと知ったのは最近と言えば最近のこと。。。いやはや、なんとも頼りない母ちゃんだこと。


絞りのバラは、花びらの一つとして同じ模様の物はない。
HTの魔法呪文さんも覆輪バラなので、やはり同じ覆輪の花色はない。
咲き始めから花びらが散る間際まで花色の変化が楽しめる素敵なバラである。
育て方などの環境によっても花色が変わるのはバラの特徴なのかもしれないが、色々な姿を見せてくれる相手としては本当に「やり甲斐」を起こさせてくれる。それもバラの魅力の一つ。


                ↑画像は過去の「魔法呪文」さん
花びらが散って素敵な空間演出してくれてます。


* 楽天ショップ「バラの家」アブラカダブラ (HT覆桃) 国産苗 新苗

4 件のコメント:

  1. すごくきれいな色ですね。また、一つの株でこれだけちがう表情が見られるとは、まさしく魔法呪文です。

    「バラの家」のリンク先を見たのは失敗かも・・?

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  2. みけさん

    絞りも良いけど覆輪もね^^ って感じです。
    花の一つ一つが、それぞれ異なり、用土や施肥の具合でもまた異なってくる...そんな極みの魔法世界です。
    一昨年黒★発生したので軒下に移動させたら、翌年はウドンコ...で処理の仕方を初め環境が変わったためか、昨年の色は黄金基調でした。まるで窓辺に黄金蝶が飛び回っているかのような風景に、あごが外れそうになりました。
    良いバラですよ~。チャールストンと並んでオススメです!

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  3. バラの家から来ちゃいましたグレです。
    告白します。
    本当~に好きなのは、覆輪です!

    アブラカダブラ、すごく綺麗ですね~
    ああ、でも横張りタイプは、もうだめ!(と自分に言い聞かせる)

    でも、もしかして、ちょっと病気になりやすいのでしょうか?
    楽趣味師匠がそんなに、黒★やウドンコにてを焼くなんて。

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  4. グレさんへ

    魔法呪文さん、うちでは横張りじゃないですおー。どっちかというとブッシュ系で、蕾も直立不動で天に向かってポンポン上がります。開花時の雨には弱いけど、強健ですよ。黒★やウドンコに罹ったのは、環境に慣れていなかったのと、昨年まではニームは散布してないし、用土や肥料は近くのHCの安かろう悪かろうっぽいし、ということかな?今現在は艶々てかてかの葉とベイサル2本も出てきて、2番花の蕾が10個ほどついてます。10号スリット鉢植です。結構丈夫よん!何と言っても、花が素晴らしい。今年は土が違うからか、長いこと強く香ります。オススメです!!!

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