2009-05-28

耐病性のある葉

ドガの花びらを敷き詰めたら・・・



薔薇の名前:『エドガー ドガ』Edger Degas(F)〔Delbard, 2003〕※

ドガと言えば、フランス印象画家の代表格である。『舞台の踊り子』という、まさに「印象的」な作品は多くの人が何かの機会に目にしたことがあるはず。フルネームはちと長い。Hilaire Germain Edgar de Gasだそうで。フランス語のはちおんだと「いれーる じぇるまん えどがる ど が」てなところでしょうか。

フランスのデルバール社は1935年、ジョルジュ・デルバール氏により設立された名門育種社の一つでるあ~る^^ ジョルジュ氏は、香り・艶やかな色・優れた資質の品種を見つけ出すことに情熱を傾けたと言われています。 

 「香り」  Les Souvenirs d'Amour Parfumes
 「画家」 Les Roses de Peintres
 「シェフ」 Les Grands Chef

と3つのシリーズものを銘打っており、『エドガードガ』はペィントゥール セリーの一つ。 他に印象派の画家の名前を冠したバラは、アルフレッドシスレー、アンリマチス、カミーユピサロ、グリマルディ、ポールゴーギャン、モーリスユトリロ、ポールセザンヌ。 これらは、わかる範囲では、すべて絞りのバラ。

画家それぞれの絵筆のタッチをバラが現しているような感覚にとらわれる。画家シリーズのデルバールローズは、樹形としてはブッシュタイプなのかな?したがって、割に花個々の「筆致」を間近に観察できるというわけ。

楽天ショップ「バラの家」『エドガードガ』(Del絞) 国産苗

『エドガードガ』を花の真正面から撮影するだけではつまらないので、あえて、花首の辺りを「うなじ」と勝手に称して撮影してみたら、なかなかに色っぽく艶っぽい。花色はクリムゾンレッド+白+黄色と3色で絞りが入るが、黄色はその存在を主張するのではなく、はんなりと全体に行き渡る感じで、そこが「粋」だな、と思う。我家のドガさんは、まったく手がかからない優等生。耐病性の高い厚めの深緑色の葉をもち、花付きも花持ちも良い。 他の画家シリーズ デルバールローズも耐病性の高いものが多いような感触。


何と言っても、この世に一つしかない花模様、花びらの一枚一枚でさえ全く同じものは一つもない。
そんな絞りバラの花びらがはらはらと散っている所を想像するだに気分は高揚する。

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