なんだかんだで行く機会を逸していたポタラ宮と天空の至宝 聖地チベット展へ出かけました。
出かける前に忘れずに^^撮影したディオレの蕾。
光を受けて花弁の脈がスケルトンになってまふまふ♪
光を受けて花弁の脈がスケルトンになってまふまふ♪
このチベット展開催には中国とチベットの関係上、いくつかのチベット支援団体等から抗議の声が挙げられているようで、入口付近にはポスターやボードなどで色んな主張がなされていました。確かにね...中国が人様の土地からかっさらったも同然の芸術性高い仏教/密教美術品を「聖地チベット」の名の下に展示するってぇのはいかがなものかと思うです。展覧会にはチベットの歴史についてや現代の中蔵関係を取り上げるコーナーが全くなかったですし(--)。チベット仏教にとっては不可欠の存在であるチベット仏教最高指導者のダライラマ14世が何故インドに亡命しているのかってくらい説明があっても・・・無理か..。
ダライラマ法王日本部代表事務所からの今回のチベット展についてのメッセージを掲載しておきます。
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チベット仏教の芸術性という点では本国チベットよりも高いのではないかと言われるインド・ラダック地方に溢れる曼荼羅や仏像、タンカ(掛け図)等の素晴らしさが深々と心に残っていたこともあって、そんなに人出はないだろう~ってお気楽に構えていたんですけど・・・いやはや、とんだ読み違いでした。
日本でチベット文化に触れられる展覧会というのは初めてのことなのかしら?それとも、開催期間が1/11(月)までだからなのか、やったらな人の多さ。
東京で開催される美術展や絵画展ってどうして.comんでしょ?いつどんな展覧会へ行っても人の波でまともに鑑賞できないです。人出の割に施設の面積が小さいのでそぞろ歩き観など論の論外。窮屈な思いをしながら「ごめんなはりよ~♪」を繰り返しつつ展示品に近づいて観る肩身の狭さにちょいと疲れました。眼鏡持って行ってなかったから超近づかないと説明のプレート文字もよく見えないし(--;
楽庭でも真冬に賑わっているニキータ^^
んでも、密教美術の出品作品はどれも素晴らしかったです!
中でも気に入った美術品は以下の3つ。
・蓮〔kamala〕曼荼羅Lotus Mandalaは眺め倒してきました~。
12世紀パーラ朝の作品と15世紀明代作品がありました。
どっちが楽の好みだってかっつぅと・・・^^
・十一面千手千眼観音菩薩立像←どっひゃああ~!!でした。
「せんじゅせんげんかんのんぼさつりゅうぞう」と読むそうです。
・緑ターラー座像Standing Syaama Taaraa
チベット仏教のことちんぷん冠なのでよう分かりませんが、
とっても妖艶なお姿でした、はい~♪
順路最終盤に展示されていたチベット医学「四部医典タンカ」に興味おしんおしんだったのですが、チベット語わかりま千円~~(;_;) んでも、「もしかしてこんな事が描いてあるのかなぁ~」ってあれこれ想像して観てたら、とってもおもしろかったですよ。
「四部医典タンカ・チベット医師マンダラ図」には色んなドクトルの絵が描かれていて、どうやらヤブかどうかの見分け方みたいだったんです^^;
他に精巧な「人体骨格図」やら、何がどう関連するのかが描かれているような「中毒関連図」、色んな種類の植物が描かれた「樹木比喩図」(←植物の名称が書かれたシールみたいなんが貼ってあったけど読めなかったっす)とか。
いずれの図も20世紀の作品とか。けれど、チベット医学の歴史はもっとずっと古いです。インドのAyur Vedaの影響を受けていることは確かなことで、インド-チベットの流れから中国医学/漢方が出来ていったと考えられています。
聖地チベットを考える「守りたい天空の至宝」| チベット芸術フォーラム主催 シリーズ講演会
この講演会で「樹木比喩図」の絵解きがあるそうです。
上野公園内で開かれるそうな。
知っていたら、日曜日に両方見にモニ行ったのに(ーー;
ピンクアーティストがホワイトアーティストで未だ咲いてます
あ!そうだ。
展覧会入口付近で入場者一人1回おみくじみたいなのが引けるんですよ。ご多聞に漏れず引きましたら、「守りがみ」って書いてあって、楽趣味の守りがみさんは「愛と慈悲の女神『白傘蓋仏母』〔びゃくさんがいぶつも〕」でした。説明には「愛と慈悲で災いから守ってくれるとても強い女神。手に持った白い傘で災いを防いでくれる。いざという時、頼れる守り神」だそうで(^-^)
んでも、顔と手と足が千ずつあって、あらゆる物を見るための目が手や足にもあって、脚で邪悪な存在を踏み潰すという足癖の悪い^H^H素晴らしい「かみさん」らしいですわ(^^;
・・・それにしても・・・
・・・白母とは(^^;・・・
=*=
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おはようございます。
返信削除この展覧会、じつはちょっと興味あったんですが、「中国がやるかよ・・」ってやっぱり思っちゃいますよね。
確かに大英博物館もルーブルも遠い昔にいろんなところから、墓ぬすっと同然にいろいろな物をかっさらって行って、今まことしやかに展示してたりするんだけど、チベットの問題は現在進行形名だけに「何だかなぁ~」と思っちゃって。
で、生来の出不精も相まって今だ見に行かずということになっています。
まぁ、そういう問題含みだということを認識してみればいいのだろうなとは思うんですが。あ、やっぱ出不精なだけ?
それにしても、ダライラマ法王日本代表部も、立場的に大変な苦労をされているようですね。
みけさん Namaste/~
返信削除おっさるとおり。わても「どんだけ面の皮が厚いんぢゃ!」と思っちゃいます。ブースは4つのパートに分かれていたんですが、そのうち真ん中の2つでは、2つの地域(国)が交流してこういった芸術品を生み出したのだ!みたいなことがまことしやかに語られているような感じでムカムカっと来ちゃいました。ま、主催者側の記述ですから、当然と言えば当然なのでしょうけど、元代の侵略について「(大国の)支配下に入ることを受け入れた」なんてあるわけないじゃん!って呟きしろ~してしまいましたよ。
展示品もさることながら、販売店でも同じようなことがあって、かなりムカついたのでそそくさと出てきちゃいました。
せっかくの美術芸術鑑賞がそう言ったことで損なわれるのは嫌だったので出来るだけムカつかないように努めたのですが(--; 無理っす。
やっぱり混んでたんですね~。
返信削除もう、展覧会や美術展はどこへ行っても人ごみで鑑賞するということからは程遠い状態ですよね。おばちゃんの後頭部を見に行くような感じ。こんなに暇なおばちゃんが沢山いるのか!
20年近く前かなあ、東京大丸でチベット展をやったんですよ。これは良かった。まあ、デパートの中で広くはないし質の面では今回にはもちろん劣りますが、ゆ~っくり鑑賞できました。香木の香りが漂い、静かにあちらの音楽が流れていました。
あの、何でしたっけお経の書いてあるくるくる回すやつ、あれを楽しんでくるくるやった思い出が。さらにハンディクルクルまで売っていて(さすがデパート!)もち買って帰りました。
2007年に芸大美術館でやった金比羅宮の襖絵の美術展(応挙や若冲のすんばらしいもの)、もうこれだけは見たくて平日に行ったのに、炎天下に長蛇の列で入棺まで3時間待ちと書いてあってあきらめました。信じられん状態!!
こうなったら金比羅さんまで行ってやる!と心の中で叫びましたよ。
大笑いだったのがかつてカラチ美術館でガンダーラ美術の珠玉、修行をする釈迦像をゆっくり見るぞと勇んで出かけたのにお釈迦様は不在、さらに”He is travelling to Tokyo”と書いてありました。
Jamilさん
返信削除平日なのに・・・って思いましたけど、平日じゃなかったらもっと凄かったのかと思うと。。。
混んでる中でスケッチしてる人もいたりして(^^;;
インドで博物館や美術館を訪れる感覚からすると日本での各種展覧会の異様な混雑ぶりに辟易します。ほんまに人の頭を観に行ってるような。んでもって何故だか順番に並んで鑑賞する人が多くて、鑑賞していない作品の前でず~っと立ち止まって列が動くのを待っている感じなんですよね。もっと自由に観て廻ればよいのに、と思ってしまうし、自由なそぞろ歩きが鑑賞の醍醐味でもあるのではないかと。私なんぞ前へ後へ右へ左へ動き回って鑑賞するタイプなので、動きが縛られているような感じを受け、どうも好かんです(っていうか、イライラしてくる)。
東京大丸は穴場ですよね。結構よさげな展覧会やってること多いです。友人がそこで展覧会案内のバイトをしてた時、たまたま上京していて好いている時間帯を教えてくれ観に行ったことあります(何だったかすっかり失念)が、とってもゆったりと鑑賞(まさに鑑賞)できました。
昨年でしたっけ、渋谷bunkamuraでミレイ展が開催されてどうしても行きたかったのですけど、平日に時間が取れず泣く泣く諦めました。あぁ・・・オフィーリアよ永遠に!
お経の入っているのはマニ車ですよん。オムマニペメフム♪って唱えながら回すとお経を詠んだことになるって言う有難~~い(^^;もので、ネパールでもラダックでもぐるぐるぐるぐる回してきました^^
金比羅宮の美術展、3時間待ちですか・・・(--; いつぞやはレオナルドダヴィンチの受胎告知観るのに炎天下一時間半並びましたけど、これも順番に動いて下さい~~って言われて殆どまともに鑑賞できず。もはや日本で開催される展覧会って鑑賞不可な感じの単なるイヴェントと化していますよね。ぷんぷん!!
カラチ美術館かぁ・・・行きたいなぁ。故宮博物館も行けなかったんですよ。
南インドのトリヴァンドラムにある美術館はとぉ~っても良かったですよ、お薦めです!(踊るマハラジャでもロケ地になってます)。