未視夢？

先日届いたPierre-Joseph Redoute「バラ図譜」Taschen版
名付けて『ザ薔薇』　（←勝手に名付けるな～！）



"The Roses：the complete plates"には、ルドゥーテの点描画法と印刷技術についてのエセイも記載されている。

Barbara Schulz
'Redoute:technique and method of printing'

ってぇのよ。

へぇえ～～♪　ふむふむ～♪
などと読んでいたら、何だか眠くなっちゃった(*´0)ゞoＯ
夜も更けたし、文字も小さいし。（ρ.-）コシェコシェ＾＾
フィギュアスケートGPシリーズの録画でも眺めて寝よ。

zzZ

って寝たからかな？
変な夢をまた見ちゃいましたよ。

zzZ.。○
zzZ.。○○　夢んなか～・・・



何故かどこか異国の街。人混みの中。お祭りでもやっているみたい。表通りに並ぶ朝市では新鮮な食料品が並んでいるのに、なんでこんな細い通路みたいな所に露店が連なってるの？って感じの路地裏にあるバザール擬き（？）。周囲の石造建物からは人々の生活音が聞こえてくる。私の背後で数台スクーターが通り過ぎていった。地面は石畳。雨が降った後なのか、若干水たまりが残ってたりする。空は抜けるように青く、日射しも強い。自分の影が濃く短く足元につきまとう。
色褪めて古びた日除け雨避けのパラソルが何本も傾いで立てかけてある通路を、身をかわしながら歩いていくと少し開けた場所の左手に目的地が見えた。
私はルドゥーテの『ザ薔薇』を脇に抱え狙いを定めたみたいにある男の所へつかつかと歩を進めた。
その男は、背もたれのない木の椅子・・・今にも壊れそうな、身体を動かすたびにキィキィと軋み音が聞こえるような椅子に足を組んで座っていた。立ち上がったら上背があるのだろう。酷い猫背で前のめりになるように縮こまっているが、組んだ脚を持てあますかのようにブラブラさせている。鼻の上に載っけただけのようなセルロイド黒縁眼鏡のレンズは小さかったが、相手の目が２倍くらいに膨張して見える程厚い。

〈なんや！爺さんやないか！〉

それがその男を見た第一印象だった。
私が立ちはだかるように目の前に立つと、男はさも私の訪問が分かっていたかのように顔を上げると同時に手を差し出してこう言った。

「見せなさい」

私は無言で『ザ薔薇』を差し出した。
男は本を受け取るとブツブツ言いながらページをめくり始めた。

「あの・・・どうしても見つからないんです。」

それ程長い時間ではなかったはずだが、男のページをめくる仕草がもどかしく感じられ、つい口に出した。何を捜していたのかさえ自分でも解らなかったのだけれど・・・

「いや、あるはずだ」

語気強く言い放って一瞬顔を私の方へ上げた男の目はうろたえているような感じに見えた。何だか苛立っているようだ。もどかしさの振り子がはち切れそうになる寸前状態をしばらく味わいながら男の様子を見ていた。次の瞬間だった。私の右手が空を切って男がめくっている『ザ薔薇』へ伸びようとしたのが先だったか、男の左手〔右手の筈なのに、左手だったのよね、変！〕の動きが先だったか、覚えていない。

「あっ！」

思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
男は私の悲鳴にも似た奇声に耳を貸す素振りも見せず、、、
ついに、、、



バラはグリーンアイスと楽庭MR3号Maidy














指につばを付けてページをめくり出したのだ・・・
もの凄いスピードで・・・


あ・
ぁ・
あ！
あ～～～あ～

やってくれちゃったよ、おっちゃん･･･
おっちゃんのDNA要らんのやけど･･･



「いや、あの、その、そんなめくり方せんでも・・・」


懇願するような私の呟きを跳ね返すかのような腕の動き。
口から頁へ、頁から口へ・・・
頁の隅に一つずつ小さな丘が積み重なっていく・・・

「絶対にあるはずだっ！」

一心不乱にめくり続ける男。

〈いや、もういいですから・・・〉←声にならない。

デジャヴdeja-vuじゃないわ、これは！
ジャメヴjamais vuかしら？・・・







目が覚めたら朝ぼらけ。
思わず『ザ薔薇』を手にとりに行ったけど、真っ新。
今の内に捲りやすくしておこう（＾＾；　←何のために？＾＾
何を捜していたのだろう？
鼻元にトルコのお好み焼き風ピッツァの残り香･･･
変なのっ！

どんなバラを捜していたのか・・・めっちゃ気になる
自分でも・・・（－－；

楽趣味のこんな夢を象徴するようなバラ、
誰か知りませんか～～？

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　♪