2009-08-04

バラに佃煮-その3-

「バラに佃煮」シリーズ第三弾。今回はハダニってどんな奴ら?の基本を再度。内容かぶるところあるけど、基本は大事。何度も同じ事を繰り返す必要性あるから>鶏頭楽趣味

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「バラに佃煮」090703
「バラに佃煮-その2-」090802
*「バラに佃煮-その2-」で紹介している唐辛子エキスのスプレーについては、ペットを飼っていらっしゃるお宅でも使用可能なのだろうか?という疑問が湧いております。いかがでしょうか?忌憚なきご意見お寄せ頂ければ幸いです

【バラにつくハダニ】英名:spider mite 
植物寄生性のダニでハダニ科ハダニ類が農作物の重要害虫。脚8本の節足動物。昆虫ではないよ!
・バラにつくハダニは、「ナミハダニ」と「カンザワハダニ」
・成虫(ちょっと黒っぽい赤褐色)の大きさ0.5mm
 緑色のナミハダニもいる。
・卵はルビー色のつぶつぶ0.15mm程・・・ちんまい(--;

【発生/増殖形態】
・卵→幼虫→第1若虫→第2若虫→成虫(3回脱皮)
 この間早ければ10日、長くて2週間くらい。年に10回以上。
 ナミハダニは気温が高ければ1年中増殖可能・・・うへー!
・生殖
 無性生殖 産卵→全てオス
 有性生殖 産卵→全てメス
 メスの脱皮直後に交尾

【ハダニ害てどんなん?】
・主に葉裏に寄生
・口吻を突刺して葉緑粒を吸汁→小白斑が出来てかすり状に。
・被害が葉全体に及ぶと葉焼けや葉肉崩壊→落葉の恐れ
 注意!蜘蛛の巣を張ったような状態は末期症状
・発生時期:春から秋、特に7~8月高温乾燥時に多発。

【ハダニの嗜好と居場所】
・Fresh!Fresh!Fresh!がお好き。
 葉が枯れてくるとトッとと見切りを付け「あばよ!」と、
 次なるお相手を探しにトコトコ徒歩で移動する不埒な奴ら。
 新鮮な葉じゃないと生きていけないなんて、
 浮気性のトットコ吸血鬼か?!
 近くの新鮮なバラ葉はご注意!狙われているわよ。
 ハダニ拡散防止の第一歩がこの段階と言えるでしょうね。
・休眠:寒冷地では腹減ってもじっと耐えて越冬。
 暖地では休眠しないで活動を続ける。
 寒冷地と暖地の中間地点では、休眠したり活動したり。
・越冬:葉裏で増えながら越冬。
 メスが落葉や下草、誘引麻紐などの隙間で越冬。
 越冬したメスは春未だ浅き頃から剪定した箇所や芽にやって来て、花芽が付く頃にナント!花芽の中に押し入って吸汁するって!なんて厚かましい!
 恥を知りなさい!>越冬ハダニ

【ハダニ基本対策】
ハダニは水に弱い。溺れ死んでしまう。だから、水やりの時は葉裏に散水してハダニを飛ばす!これが一番。けれど、早めに水分が蒸発する天候時が望ましい。夕方はバラの病気を誘発しかねないので避ける。
周りの雑草や枯葉等のゴミは掘ったら樫の木にしない特にそこのあなた!そうよ、あなたよ>楽趣味 ((((^^;
★冬季剪定時にバラに残っている葉は取り処分する。

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参考サイト:
「ハダニ〔吸汁性害虫〕」
「病気と害虫の話」

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比較的耐病性が高い「ピエーぅルドゥロンサール」に寄り添うようにポンポン咲の小花顔を見せている「ポールズヒマラヤンムスク」は昨年ハダニ被害がひどかった。今年はチュウレンジハバチやアブランに加害されたが、ハダニの被害は少なめでした。かなり丁寧にニーム撒布致しましたからね。二人(?)とも、ただ今ツル伸ばし真っ最中です♪

薔薇の名前:『ピエーぅルドゥロンサール』(CL)〔Meilland, 1987〕
『ポールズヒマラヤンムスク』Paul's Himalayan Musk(R)〔Paul, 1916〕

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2 件のコメント:

  1. >Fresh!Fresh!Fresh!がお好き。
    うちには黒&赤茶のハダニが出ていた(←過去形!)けれど、新葉よりも真ん中あたりのしっかり充実した緑葉に好んでついてましたよ。上の方は皆無でした。

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  2. ravさん 新芽の葉が充実したら移動する予定だったんじゃないですか?ハダニの行動計画上「上方へ」部隊だったんでしょ、多分^^;
    その前にカプサイシンで壊滅状態に追い込まれたのでは?

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